部会概要

 鋳造設備研究部会は、公益社団法人日本鋳造工学会の常設研究部会の一つとして、鋳造設備に関する情報交換や技術交流を行い、鋳造業界の発展に貢献するために活動しています。 年間3回の研究発表会(現場改善事例や先端的研究開発)と1回の工場見学を実施しています。
 鋳造設備に関する研究および技術開発に興味関心のある企業、研究所または大学等の方々の参加をお願い致します。 なお、部会委員は経費の一部負担をしていただくとともに、部会等での研究発表などもお願いすることになります。 詳細は、部会長または幹事までお問い合わせ下さい。

第19期(R05年度~R07年度)の研究部会

部会テーマ:鋳造業の次世代ものづくりをめざすスマートファクトリーの実現

部会長:山田実(岐阜高専)

 製造業ではカーボンニュートラルの実現や光熱費高騰への対応、人材不足などの課題を解決するため加工・組立、サプライチェーンを中心に先進技術を生産現場へ活用することが求められています。また、鋳物特有の製造上の難しさから職人のカン・コツに頼っていたノウハウをデジタル化することで技術を共有し生産現場の安全性向上や鋳物生産の効率化、品質安定化、技能伝承が促進され、国際競争力を高めることができます。 そこで、本研究部会では、鋳造業の次世代ものづくりをめざすスマートファクトリーの実現へ向けてデータサイエンス、機械学習、ICTを活用したリモート工場、ロボット、センシング技術などさまざまな最新技術を取り入れるべく鋳造設備や鋳物生産の進むべき方向や在り方を議論し、提言していきます。

過去の部会テーマ

第18期(R02年4月~R05年3月)

テーマ: 鋳造業のスマートファクトリー実現に向けたソリューション技術の深化
部会長: 坪田博隆(株式会社 山善・元クボタ)

第17期(H29年4月~R02年3月)

テーマ: スマートファクトリー実現に向けた鋳物生産技術の形式知化
部会長: 野田善之(山梨大学)

第16期(H26年4月~H29年3月)

テーマ: グローバリゼーションに対応した鋳造設備
部会長: 古志野康博(太洋マシナリー株式会社)
研究報告書「研報121 グローバリゼーションに対応した鋳造設備」

第15期(H23年4月~H26年3月)

テーマ: 人と環境に優しい鋳造設備技術
部会長: 綿貫啓一(埼玉大学)
研究報告書「研報115 人と環境に優しい鋳造設備技術」

第14期(H20年4月~H23年3月)

テーマ: 鋳造業のSustainabilityを実現する設備技術
部会長: 堀田一之(虹技株式会社)
研究報告書「研報108 鋳造業のSustainabilityを実現する設備技術」

第13期(H16年7月~H20年3月)

テーマ: 革新的次世代鋳造設備創生のための技術統合とその基礎技術の伝承
部会長: 兼重明宏(豊田高専)
研究報告書「研報103 革新的次世代鋳造設備創生のための技術統合とその基礎技術の伝承」

第12期(H13年7月~H16年6月)

テーマ: 環境対応・IT化を指向する鋳造システム
部会長: 川合悦蔵(新東工業株式会社)

第11期(H10年7月~H13年6月)

テーマ: 21世紀の鋳造設備を考える
部会長: 佐伯和良(佐伯技術士事務所)

第10期(H7年7月~H10年6月)

テーマ: 鋳物生産システムの統合化
部会長: 寺嶋一彦(豊橋技術科学大学)